岡山県津山市とふるさと納税ポータルサイト「さとふる」は、「さとふるクラウドファンディング」にて「歴史資産を『活用』『継承』新たな挑戦!津山城・城下町を舞台にした『分散型ホテル』へ!」の寄付受け付けを10月1日(水)から開始した。
文化財を活用して次世代継承につなげる取り組み
津山市は、国指定史跡「津山城跡(鶴山公園)」内にある「鶴山館」をはじめ、複数の文化財・歴史的建造物を所有する。津山市では、それら文化財等を保存・改修し「分散型ホテル」として活用し、次世代に継承する取り組みを行う。
所有権は津山市が保持したまま、民間事業者へ運営権を設定。民間の資金とノウハウを活用しながら、複数施設を一括して運営する。津山市は事業費の一部にあたる3億6,000万円の資金調達を目標額にしており、個人による寄付や企業版ふるさと納税などで寄付を募る。
特別返礼品は第一号お殿様や城下町ガイド付き宿泊など
クラウドファンディングでの寄付に際し、津山城・城下町泊プロジェクトの開業に先立って、寄付者限定の特別な返礼品をラインナップしている。
まず、1組限定の特別返礼品として「津山城主体験『第一号お殿様』」がある。保存・改修が行われる津山城、城下町の歴史的建造物を面で利活用する宿泊体験ができるものだ。
津山城・津山城下町において城主をテーマにした歴史体験の第1号になり、サービスへの感想を提供し、提供価値の協創に参加できるなど、唯一無二の体験ができる。特別晩餐や伝統芸能鑑賞、津山城郭内での宿泊を通じて、江戸時代の藩主の暮らしを再現する予定だという。花火などの特別演出も予定する。対象人数は2人1組で、年齢は中学生以上を推奨で、成年のみの参加は対象外になる。
また、特別返礼品として「詳しすぎる城下町ガイド付き宿泊プラン」も。全国で随一の面積・建造物数を誇る津山の城下町の魅力を、存分に楽しめる返礼品だ。分散型ホテルでの宿泊に加えて、津山に詳しすぎるガイドが5時間にわたり付きっきりで城下町をガイドしてまわる「詳しすぎる城下町ガイド付き宿泊プラン」を数量限定で提供。津山城下町に浸る特別な時間を過ごせる。対象人数は2人1組。
どちらの特別返礼品も、宿泊日程は2026年11月以降となり、リノベーション完了後に1泊2日で実施。スケジュールは事前調整のうえ確定する。
このほかにも、各種宿泊券や食事券、プレオープンイベント限定参加チケットなどが返礼品として用意される。プレオープンイベントは2026年11月開催予定で、工事スケジュールにより変更になる可能性がある。
なお、返礼品の内容については検討段階であり、一部変更となる場合がある。
保存から活用・体験・交流へ発展させて地域活性化へ
クラウドファンディングでの寄付について、津山市は次のようにメッセージを出している。
「津山市は、豊かな歴史・文化と自然が共存する、誇りあるまちです。このたびの『津山城・城下町泊プロジェクト』は、先人たちから受け継いできた貴重な歴史的建造物や町並みを次世代へ確実につなげ、さらには国内外から訪れる皆さまにその価値と魅力を体感していただく挑戦となります。単なる『保存』から一歩進め、『活用・体験・交流』へ発展させることで、津山の歴史と文化が新たな経済の原動力となり、起業や雇用、地域の活性化へつながると考えております。行政と民間が一体となり、100年先も豊かな姿で後世へ受け渡せるまちづくりへ、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心からお願いいたします」
津山市への寄付を通じ、ほかにない津山市ならではの歴史体験をしてみてはいかが。
プロジェクト名:
歴史資産を「活用」「継承」新たな挑戦! 津山城・城下町を舞台にした「分散型ホテル」へ!
受付期間:10月1日(水)~2026年3月31日(火)
HP:https://www.satofull.jp/projects/top.php
(淺野 陽介)
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