愛知県南知多町の「知多の魚と割烹温泉宿 佐宗」は、新たな食品ブランド「知多宗庵(ちたそうあん)」を立ち上げた。
皇室料理人の技を受け継ぐ新ブランド「知多宗庵」
南知多の海辺に佇む「知多の魚と割烹温泉宿 佐宗」は、三十余年にわたり磨き続けてきた職人の技と心を未来へつなぐため、新たな食品ブランド「知多宗庵」を立ち上げた。皇室の御膳料理を手がけた料理人に師事して学んだ伝統技法を礎に、旅館で実際に提供してきた“胡麻豆腐”や“だし調味料”を、全国へ届ける。
料理長は修業時代、天皇陛下の御膳料理を務めた料理人に直接師事し、その手ほどきから技術だけでなく「料理は心でつくる」という哲学を学んだ。
これまで派手な宣伝や拡販は行わず、ただ目の前のお客さんに喜んでもらうためだけに料理を磨き続けてきた。その結果、口コミだけで高い評価を得て「じゃらんnetランキング 売れた宿大賞2018(愛知県1〜10室部門)第3位」「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(2012年)」にも選出。確かな味とおもてなしで、長年にわたり信頼を築いてきたのだ。
一流の舌を魅了した「本物の胡麻豆腐」
ブランドの象徴である胡麻豆腐は、師から受け継いだ技術と心を凝縮した、料理人としての魂が宿る一品。素材の持ち味を引き出すために、胡麻を丹念にすり上げ、なめらかさと深いコクを両立させた味わいは、訪れたお客さんを魅了してきた。
これまで宿でしか味わえなかったこの胡麻豆腐は、食のプロや業界関係者からも注目を集めており「ぜひ全国に広めてほしい」との声も寄せられている。また、宿を訪れた多くのお客さんや取引関係者からも「この胡麻豆腐や調味料は販売していないのですか？」「ぜひ家でも味わいたい」という声が寄せられていた。
これまで宿泊者だけに提供してきた味を、家庭や贈答の場でも楽しんでもらえるようにとブランドを立ち上げ、今回の「知多宗庵」としての全国展開を決意した。
時代の流れが変わっても、“おもてなしの心”はそのままに、人々の食卓にも“割烹の一技と、やすらぎの時間”を届ける。
商品ラインナップ
商品ラインナップは、代表作である胡麻豆腐に加え、旅館で実際に使用している「お刺身用だしつゆ」「万能だしつゆ」「こだわり甘酢」などを展開。どの商品も職人の手仕事にこだわり、素材の良さと和の深みを感じられる味に仕上げている。
これらの調味料は、宿の会席料理にも使用されており、「家庭でも料亭の味が再現できる」と好評を得ている。
南知多から全国へ「本物の味」を未来へ
「知多の魚と割烹温泉宿 佐宗」は、愛知県の地で地域の食文化とともに歩み続けてきた老舗旅館。その確かな味と信頼を礎に、「知多宗庵」として全国に“南知多発の本物の味”を届けていく。
今後は、ホテル・百貨店・空港・サービスエリアなどでの取り扱いやコラボレーションなど、相談や声がけがあれば、積極的に対応していく。
地域の風土と日本料理の心を未来へつなぐブランドとして、これからも一つひとつ丁寧に、誠実なものづくりを続けていくとしている。
皇室料理人の技と心が息づく「知多宗庵」の味を、自宅で楽しんでみてはどうだろうか。
■知多の魚と割烹温泉宿 佐宗
住所：愛知県知多郡南知多町大字内海字小桝149-1
旅館HP：https://sasou.jp
知多宗庵 公式オンラインショップ：https://chitasouan.stores.jp
(丸本チャ子)
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