(c)Taro Imahara TIPP
飛行機で空にニコちゃんマークを描く「Fly for ALL #大空を見上げよう」プロジェクトが、5月12日(月)～22日(木)の期間、山梨県で開催される。
「Fly for ALL #大空を見上げよう」の実績
ニコちゃんマークを描く機体はドイツ製のエクストラ330SC (c)Taro Imahara TIPP
「Fly for ALL #大空を見上げよう」は、エアレースパイロット・室屋義秀(むろやよしひで)氏の発案によって始まったフライトプロジェクト。2020年6月、コロナ禍のさなかにスタートした。
「日常の中で空を見上げるきっかけをつくりたい」「ほんの数分でも気分がリフレッシュできる瞬間を届けたい」という想いから、小型飛行機で空に直径約1kmの“ニコちゃんマーク”を描く取り組みを全国各地で続けてきた。
これまでに全国16都道府県で延べ150個以上のニコちゃんマークを描き、SNSやメディアでは多くの反響があった。各地では、学校の校庭で空を見上げながら歓声を上げる子どもたちや、建物の屋上で観覧する社員、職員の姿もあり、「一瞬で気分が明るくなった」「日常に彩りが戻った」といった感想が寄せられたそうだ。
市街地上空10か所にニコちゃんマークを描く
今回のフライトは、5月12日(月)～22日(木)の期間中、天候の良い日を選んで正午から13時の間に実施予定。山梨県内の市街地上空10か所を巡り、各地点で直径約1kmのニコちゃんマークを描く。
12:00頃に北杜市上空、12:06頃に甲斐市上空、12:10頃に昭和町上空、12:17頃に甲州市上空、12:26頃に大月市上空、12:33頃に忍野村上空、12:40頃に富士河口湖町(西側)上空、12:45頃に富士河口湖町(東側)上空、12:53頃に甲府市上空、13:01頃に南アルプス市上空で見られる。なお、時間は目安だ。
室屋義秀氏の公式YouTubeチャンネルでは、ライブ配信も実施。ただし、予告なく変更、中断または中止になる場合もあるという。
補足情報
飛行高度は約3,000m(約10,000フィート)で、ニコちゃんマークの描画時間は各地点およそ45秒～1分程度。ニコちゃんマークは、通常、地上で周囲に視界を遮るものがない状況であれば、約10km圏内の範囲で見ることができる。ただし、上空の雲や風の状況によっては、地上から見えづらい、もしくは見えない場合がある。また、ビルの谷間など空が見える範囲が狭い場所からは見えない可能性がある。
なお、実施箇所や実施時間、飛行ルートは変わる可能性がある。また、フライト実施の可否は、当日の気象条件を考慮し、前日夕方または当日朝に最終判断され、公式SNSで通知される。
パイロット・室屋義秀氏について
室屋義秀氏は、福島県福島市在住のエアレースパイロット。1999年から福島県福島市にある「ふくしまスカイパーク」を拠点に活動し、日本国内外でのエアショーや航空イベントを通じて航空文化の普及・振興に取り組んでいる。
(c)Taro Imahara TIPP
2009年には、国際航空連盟(FAI)公認の3次元モータースポーツ「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」に、アジア人として初めて参戦。2016年の千葉大会で初優勝を果たし、翌2017年には全8戦中4勝を挙げ、アジア人初の年間総合優勝を果たした。モータースポーツのトップカテゴリーでの年間チャンピオン獲得はアジア初の快挙となった。
2023年からは、新たなエアレースシリーズ「AIR RACE X(エアレース エックス)」にLEXUS PATHFINDER AIR RACINGとして参戦し、初代王者に輝く。2024年には3戦中2勝を挙げ、初のシリーズチャンピオンに。4月開幕の2025年シーズンでは、シリーズ連覇を目指し、世界の空を舞台に新たな挑戦を続けている。
また、地域との交流や東日本大震災での経験から、地元・福島への強い想いを抱き、復興支援や次世代育成にも積極的に取り組んでいる。
これまでに福島県県民栄誉賞、福島市民栄誉賞、ふくしまスポーツアンバサダーなど多数受賞。2020年には、航空スポーツ振興への貢献が評価され、国際航空連盟より「FAIエアスポーツメダル(FAI Air Sports Medal)」を授与された。
室屋義秀氏が大空に描くニコちゃんマークを見上げてみては。
Fly for ALL #大空を見上げよう 公式サイト：https://path-finder.co.jp/flyforall
室屋義秀 公式X：https://x.com/Yoshi_MUROYA
室屋義秀 公式YouTubeチャンネル：https://www.youtube.com/user/YoshihideMuroya
(Higuchi)
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