
視線を導く大開口と余白設計。緑の景色が、静かに感覚を整える
都市生活者が抱える「慢性的ストレス」と「自然不足」という未解決課題に、A Cabin Companyが打ち出した、大胆な試みを紹介したい。
同社は、“自然音×定額制”のウェルネスキャビン「Sound Haus(サウンドハウス)」を、千葉県いすみ市にて8月9日(土)に正式オープンする。都市生活者がヨガやピラティスの会員制クラスに通うように、月額15,000円で“聴覚から整える”新たな宿泊体験ができる施設だ。
忙しい現代人が“自然と身体”を取り戻す場所

火を囲む時間が、都市で失った感覚とつながりを呼び戻す
都市化、情報過多、分業化が進む中で、現代人は今、身体性そのものを失いかけているかもしれない。同社は、自然や一次産業から切り離された都市生活が身体・感情・思考を分断し、疲労や不調を“日常化”させていると考えている。
騒音、大気汚染、通勤、物価高騰、休日も人混み、ホテルは高騰、予約は争奪戦。ふと気づけば「整う場所」がなかなか見つからない。「Sound Haus」は、都市生活者の“疲れの根本”に着目。サウナや美術館巡りのように感覚を取り戻す行為を、もっと身近に・もっと継続的に提供する宿泊体験として設計されている。
同施設は、月額15,000円(税込)で毎月1泊できる完全サブスクリプション制。2名まで宿泊可で、実質1名あたり7,500円だ。季節や需要に関係なく価格変動のない定額で利用可能で、都市近郊×公共交通でアクセス可能な立地にある。
上記の料金は千葉県いすみ市の「Sound Haus」に適用されるプランの価格。施設ごとに料金が異なる場合があるので、詳細は公式HPで確認を。
感覚を解き放つ、都市生活からのリセット空間
「Sound Haus」の最大の特徴は、都市生活によって鈍化した感覚を回復させる空間設計にある。あえて“絶景”として選ばれがちな海の眺望を排除し、空と草原のみが視界に広がる限定的な設計を採用。これにより、視覚の情報量を最小限に抑え、自然との深い一体感を促している。
音環境にも徹底的にこだわっており、波音、風が草木を揺らす音、鳥のさえずりといった“自然のブラウンノイズ”だけが響く静寂を実現。人工的な音は一切排除されており、耳に入るすべてが自然本来の音だ。
また同施設は、トレーラー上に特別設計されたキャビンを設置することで、法律上「車両」として分類される画期的な設計を採用。通常数年を要する宿泊施設の許認可や建築申請を回避し、プレシード資金調達完了後わずか4ヶ月という異例のスピードで開業を実現している。
A Cabin Companyは、この仕組みを活用し、2029年までに国内380拠点の展開を目指している。いずれは関東・関西周辺を起点に、ソウル・ニューヨーク・ロンドンなどの主要都市圏でもグローバル展開を視野に入れているという。さらに、地方自治体や地域事業者と連携し、“都市と自然を再接続する社会インフラ”としての役割を果たすことを目指している。
7月現在、8月9日(土)のグランドオープンに先駆けて先行会員登録を受付中だ。先着40人限定なので、興味のある人は早めにチェックを。
この機会に、「Sound Haus」の“音で整える”新たな宿泊体験に注目してみては。
A Cabin Company公式HP:https://www.acabincompany.com/jp
(suzuki)
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