東京谷中延命院は、雅楽と切り絵で彩る限定御朱印を頒布している。
延命院について
延命院は、江戸時代初期の1648年、後の第四代将軍・徳川家綱の乳母である三沢局を開基とし、七面大明神をお祀りする別当寺として創建された。
その後、将軍家光の安産祈願を成就させた功績により、徳川将軍家の永代祈願所に。江戸城大奥からも深い信仰を受け、社殿などは大奥の寄進によって整えられた。
特に江戸時代には、七面大明神をお祀りする寺院として知られ、多くの参詣者で賑わい、正室や奥女中による祈願が盛んに行われたと伝えられている。
境内の四季の移ろいをイメージした御朱印
延命院では、切り絵御朱印や雅楽御朱印、おまもりなどを頒布している。
切り絵御朱印は、延命院の境内の四季の移ろいをイメージした御朱印シリーズ。訪れるたびに違った表情を見せる寺院の風景が、一枚の御朱印に映し出されている。
「切り絵御朱印(冬)」は、冬の季節にあわせて、雪の結晶を切り抜いた切り絵御朱印。
雪が降り積もる静寂に包まれた境内には、雪が白く輝き、荘厳な雰囲気が感じられる。
「切り絵御朱印(春)」は、春の季節にあわせて満開の桜を描き、延命院の境内での春の賑わいをイメージした美しいデザインの御朱印。
「切り絵御朱印(夏)」は、大木に鳥・犬・猫などの生き物が集い、生命力が感じられる御朱印。
延命院には樹齢600年を超える東京都指定天然記念物の大椎があり、この椎の木をモチーフにしている。
「切り絵御朱印(秋)」は、秋のお月見をテーマにデザインされたもの。
お供え物として秋の旬である葡萄を描き、そのツルは「月と繋がり、人と繋がる」という意味をもつといわれている。
雅楽の名曲をテーマに制作した御朱印
雅楽御朱印は、舞楽を中心とした雅楽の名曲をテーマに制作された御朱印シリーズ。
千年の歴史を持つ舞楽の演目や、朗詠「二星」などが題材に選ばれている。
「雅楽御朱印(陵王)」は、鮮やかな赤い衣装を纏った陵王が舞う姿に、雪の結晶がちりばめられた冬らしい趣を感じられる御朱印。
「雅楽御朱印(春庭花)」は、春の訪れを雅に彩る舞楽の演目「春庭花」をモチーフにした御朱印。
やわらかな春風に花がほころぶように、心あたたまる一枚に仕上げられている。
「雅楽御朱印(二星)」は、静かに響く声の余韻と、夜空の美しさを重ねた幻想的な一枚。星に願いをかけるように、心静かに雅の世界に触れてみよう。
なお、切り絵御朱印・雅楽御朱印いずれも、それぞれ初穂料1,000円だ。
おまもりについて
七面大明神おまもりは、法華経を守護する女神の七面大明神をモチーフに、漫画家・大沖先生の手によって、ポップでかわいらしいキャラクターとしてデザインされたおまもり。
初穂料は700円。カラーバリエーションは、ブルー/ピンク/花柄/赤/黒の全5種類だ。
谷根千観光の際に延命院に立ち寄って、千年の音色と四季の風景を切り絵で彩った御朱印を手に取ってみては。
■寶珠山延命院
住所:東京都荒川区西日暮里3丁目10−1
公式HP:https://enmeiin.net
公式Instagram:https://www.instagram.com/enmei_in
(丸本チャ子)
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