この記事では、京都で生まれ育ったライター・紫原が地元で気になる情報をお届けする。
学校が夏休みに入ると「今年は子どもたちをどこに連れて行こうか」とお出かけ先に悩むご家庭も多いのでは?そこで今回紹介したいのが、京都市左京区の京都市勧業館「みやこめっせ」にて8月9日(土)に開催される「きょうとみらい博」だ。
「きょうとみらい博」ってどんなイベント?
「きょうとみらい博」は、小学生・中学生・高校生とその家族を対象に、子どもが“仕事”や“社会の仕組み”に触れられるイベントとなっている。
主催は、京都を拠点にメディア発行とカルチャー教室の運営を行っている京都リビング新聞社。
特に筆者にとっては、京都市とその近隣エリアのファミリー世帯に無料配布している女性のための総合生活情報誌「リビング京都」で馴染み深い。また、企業で働く20代から30代の女性をターゲットにしたオフィスコミュニケーションペーパー「シティリビング」を読んだことのある京都在住の方もいるはず。
このように京都に根差して活動する企業が主体となり、未来の可能性に満ちた子どもたちに向けたイベントが催されるのは、一市民としてもありがたいニュースだ。
個性豊かな企業・団体のブースへ行ってみよう!
「きょうとみらい博」の会場には京都で活躍するさまざまな企業・団体のブースが設置され、参加者は自由に見て回れるようになっている。
例えば、気になるブースに立ち寄って「どんな仕事をしているの?」「この商品はどうやって作っているの?」と会社に関する疑問を率直にぶつけてみたり。もっと踏み込んで、担当者に仕事の面白さややりがいを聞いてみるのも、将来の夢について考える際に役立ちそう。
こうして現場の声を聞く中で、子どもたちはもちろん一緒に訪れた家族も、“働くこと”への新しい気付きを得られるかもしれない。
さらに、ワークショップを通じて仕事を疑似体験できるブースもあるのでお見逃しなく。参加できるのは小学生・中学生・高校生のみで未就学児は対象外だが、一部で未就学児向けのコーナーも用意されている。
ただし、ブースによってはイベント当日に整理券が必要となる。整理券をゲットするには事前にイベント公式HPから申し込み、7月18日(金)までに届く抽選申込のメールを確認しよう。抽選申込は開始から1回目と2回目のみで、以降は当日の配布を予定している。
なお、整理券を持っていても開始時間に遅れると途中参加できないので、くれぐれも注意して。
そのほか注意事項として、整理券の必要なブースでは定員に達した段階で受付終了となる。また定員無しでも、希望者が集中した場合は参加できない可能性がある。
とはいえ定員に余裕があれば、当日改めて整理券を配布するとのこと。事前の抽選に外れてしまっても諦めずに、会場アナウンスをチェックしておこう。
【整理券が必要なブース】
香老舗 松栄堂
1705(宝永2)年の創業以来、300年以上にわたって線香をはじめとした薫香を作り続けている老舗。「匂い香づくり教室」では、香の原料の調合を体験して香りの奥深さに触れられる。参加料は1500円で、できあがった匂い香を持ち帰れるのがうれしいポイント。また、お香の原料や特徴について話を聞いたり、展示品を見たりしてもっとお香に親しもう。
竹水庵
山科区と伏見区の墨染にある占い処。「占いコーナー」にて1家族につき10分、無料で鑑定する。将来の夢や自分に向いている仕事など、気になることを占ってもらってみては。
京都市 環境政策局資源循環推進課
京都市は、食品ロスや使い捨てプラスチックの削減に関してさまざまな取り組みを行っている。こちらのブースでは、オリジナルのマイボトルを作るワークショップを実施。完成したマイボトルはぜひ日常生活で持ち歩いて、エコな行動につなげてみて。
意匠京念珠板倉
京念珠の老舗ブースで体験できるのは、「お守りブレスレット」を作るワークショップだ。8つの感情を意味する8色の玉から、好きなものを選んで組み合わせよう。参加料は1500円、所要時間は1回約30分。また、念珠の持つ意味について教えてもらうことで、日本の文化への理解も深まりそう。
BESTYLE Renovation Studio
※詳細は後日公開予定
リヴスタイルハウス
※詳細は後日公開予定
【整理券不要のブース】
ここから紹介するワークショップは、無料かつ予約不要。実施受付は随時行われているので、気軽に参加してみよう。
京都府看護協会 京都府ナースセンター
看護職の確保と定着、および質の向上を目的として活動する団体。白衣体験や赤ちゃん人形抱っこ体験ができるほか、進学相談にも対応してもらえる。特に看護の仕事に興味がある方におすすめのブースだ。
京都小川生薬
1925年創業の小川生薬が、自然と健康に寄り添うことを目指して京都市内の中心地にオープンした飲・食・住の空間。ブースでは、自然由来の健康茶や健康食品、入浴剤を販売する。また、健康茶に関する簡単なクイズに答えた方にはプレゼントもあるそう。親子で健康とお茶について学んだことを暮らしに取り入れるのも、良いアイデアでは。
ソニー生命保険
簡単なアンケートに答えると、子どもの足形や手形をベースにオリジナルの色紙を作ってもらえる。子どもの成長を記録するとともに、イベントに参加した思い出も残せる素敵なプレゼントだ。
京安心すまいセンター
京都市民の住まいに関する相談対応から普及啓発、情報提供などを行う総合窓口。家具転倒防止模型や室内環境実験模型など住まいに関する体験コーナーや、木片を使った自由工作・クラフト模型のワークショップを用意する。また、最大200万円の支援がある「京都安心すまい応援金」について相談することも可能だ。
スーパー・コート
福祉の現場で活躍するスタッフと交流できるブース。楽しく体を動かすチェアリズム体操や紙芝居、タッチングケアなど介護に役立つ企画が充実している。また、年齢制限ありでの車いす体験や、とろみ剤を使ったとろみ作り体験にもチャレンジしてみたい。
竹田建設
土木作業の現場で使われている電動ミニショベルカーが登場。プールに浮かんだボールをショベルカーですくって、操縦する感覚を体験してみよう。
他にもイベントを盛り上げる企画が!
今回、事前申し込みしたうえで来場すると「お菓子のつかみどり」にチャレンジできる。
また、会場内にあるクイズを解いてキーワードを集める「なぞときクイズラリー」を開催。キーワードからとある言葉が作れたら、抽選でクオカード500円分が当たるチャンス!はずれ賞もあり。
どちらの企画も、2歳から高校生以下の子どもが対象だ。
さらに、参加した企業ブースの感想を「ありがとうカード」に書いて提出することで抽選券と引き換え。当日15:00ごろに実施予定の、お米などが当たる抽選会に参加できる。
イベント概要
「きょうとみらい博」の開催日時は8月9日(土)の10:00から16:00までで、入退場自由。入場も無料だが、一部のワークショップでは参加料が必要となる。
また、整理券の必要なブースやお菓子のつかみ取りが気になる方は、事前参加の申し込みを忘れずに。締め切りは8月6日(水)までとなっている。もちろん、当日に直接行っても参加できるので安心して。
なお、企業・団体ブースやイベント詳細に関する情報は公式HPにて日々更新されている。こまめにチェックして、どこを回りたいか家族で計画を立てるのもおすすめ。
そして当日は暑さが予想されるので、熱中症や体調不良には十分気を付けたい。水分をきちんと補給しながら、思いっきりイベントを楽しもう。
会場へのアクセス
会場の京都市勧業館「みやこめっせ」には有料駐車場があるものの、台数には限りがある。渋滞も予想されるため、公共交通機関を利用する方がベター。
電車・バスを使ってアクセスする場合、京都市営地下鉄東西線「東山」駅から徒歩8分で到着する。
また地下鉄・JR「京都」駅からは、京都市バス5系統、105系統、EX100系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」停、あるいは206系統「東山二条・岡崎公園口」停で下車しよう。地下鉄「三条京阪」駅から京都市バス5系統、105系統「岡崎公園 美術館・平安神宮前」停で下車するのもあり。
ただ、市バスの105系統・EX100系統は土・休日のみ運行しているので要注意だ。
■きょうとみらい博
会場:京都市勧業館「みやこめっせ」1階 第二展示場
住所:京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
イベント詳細ページ:https://kyotoliving.co.jp/sp/kyotomirai
紫原もこ
生まれも育ちも京都のWebライター。とはいえ京都についてはまだまだ勉強中。趣味は観劇、美術館・神社仏閣巡り。
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