食や農にかかわる企画・商品開発を行うWAQMIEL(わくみえる)と、米穀店山田屋本店6代目秋沢毬衣氏は、お米の個性を記録し、「推し米」を見つけるノート「お米ノート」を、9月1日(月)に発売。ECサイトでは8月18日(月)より購入予約を開始した。
「お米ノート」とは
「お米ノート」は、日々食べるお米の違いを味わい、記録し、自分にぴったりの「推し米」を見つけるためのノート。
五つ星お米マイスターの秋沢氏が監修したこのノートは、味や食感でお米を選ぶ楽しみを提案するもので、約17銘柄分の品種、産地、購入場所、炊き方、食味などを自由に書き込める構成となっている。
米価の現状と消費者のお米への想い
各種報道でも取り上げられているように、2024年産の米は猛暑や天候不順による収量減に加え、インバウンド観光客の増加などで価格が急騰した。
それを受けて政府は、米価高騰の抑制策として、2025年5月末から政府備蓄米の段階的な放出を開始。その結果、国内全体の米価は下落傾向を見せているものの、銘柄米に限ってみると価格は下がっておらず、備蓄米を含んだブレンド米と銘柄米の価格差は開いているのが現状だ(※1)。
さらに今シーズンは、米の作付け面積が過去最大の伸び率を見せる一方で(※2)、全国的に梅雨明けが早く、米の生育のための十分な水量が確保できていない地域がある。加えて猛暑が続くことで高温障害が発生し、新米の収穫に影響が出る可能性もある(※3)。
このような状況の中で、多くの消費者は「値段だけで選ぶべきなのか」「せっかくなら美味しい銘柄を選びたい」と迷いを抱えている。お米は日常的に食べる食品であると同時に、産地や品種、生産者の想いによって個性が際立つ嗜好品でもあるからだ。
お米の食べ比べを楽しむ新しい食習慣を提案
「お米ノート」は、この「どのお米を選べばよいかわからない」という課題に対し、味や香り、食感の違いを自分の言葉で記録し、比較・蓄積することで、好みの銘柄にたどり着く手助けをしてくれる。
アプリ等のデジタル媒体ではなく手書きのノート形式にしたのは、ユーザーが自由に作り上げられる余白を残すため。
袋に貼られていたロゴや表示シールを切り取って貼ったり、炊き方の工夫や食卓の写真を添えたりと、デジタルでは得られない“自分だけの一冊”に育てることが可能だ。この自由度こそが、継続的な記録と愛着につながると考えた。
炊きたてのごはんを頬ばり、このノートを開いて味や香りの違いを言葉にして記録していくうちに、自分の「好き」が見えてくる。毎日の食卓の中に、ちょっとした“記録の習慣”をつけることで、お気に入りのお米が見つかるだろう。
商品の詳細
価格は620円(税別)。
B6判・36ページで、記入できる主な項目は、いつ・どこで買ったかが一目でわかる、購入日・購入場所の記録欄/産地、品種、精米時期、栽培方法など、“そのお米らしさ”を記録できる欄/粒の大きさ、粘り、香り、甘さなど、食べた印象をしっかり書き残せる欄/炊き方、食べ方の工夫、料理との相性など、自由に記録できるメモ欄となる(※4)。
WAQMIELおよび銀座米屋彦太郎の公式ECサイトで販売するほか、お米館 調布本店や、銀座米屋彦太郎 銀座三越店で店頭販売も行う。
企画者・監修者の想い
企画者のWAQMIEL代表 中山拓哉氏は「これまで全国を巡る中で、様々な場所・品種・農法でお米をつくる生産者に出会ってきました。例えば同じ『コシヒカリ』でも、育つ場所や人によって、味や香り、食感は驚くほど違います。そんな“お米の個性”に気づくきっかけとして、この『お米ノート』をつくりました。まずは気になった一銘柄から、書いてみてください。あなたにぴったりの『推し米』と出会う旅のはじまりになりますように」とコメント。
監修者の米穀店山田屋本店6代目 秋沢毬衣氏は「お米ノートは、『食べる』だけでなく『感じる』お米の魅力を記録し、味わいを深めるために制作しました。産地や品種、炊き方や香り、日々の食卓が小さな発見と喜びに満ちていきます。お米は私たちの暮らしに寄り添う存在ですが、その奥には作り手の想いや自然の恵みがあります。このノートを通じて、一粒一粒の背景や物語に気づき、味わう時間がより豊かになることを願っています。記録を重ねることで、自分だけの『お米の地図』が育ち、次の一杯がもっと楽しみになるはずです」とコメンしている。
お米の個性を記録して、自分の「推し米」を見つける記録ノート「お米ノート」を、手に取ってみては。
WAQMIEL 公式ECサイト:https://waqmiel.official.ec
銀座米屋彦太郎 公式ECサイト:https://hikotaro.jp/
※1 スーパーでの販売数量・価格の推移(KSP-POSデータ全国等/2025年7月7日)
※2 「2025年産米の生産、伸びが過去最大 コメ高騰で農家が増産に意欲」(日本経済新聞 /2025年5月23日)
※3 「2025年新潟県産米、高温障害の可能性高まる 6月の高温、早い梅雨明け…葉色さらに淡く栄養不足」(新潟日報 /2025年7月18日)
※4 デザイン等は変更となる可能性がございます。
(丸本チャ子)
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